カレス

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのカレスのレビュー・感想・評価

3.7
IMDb 7.4
字幕版
2018年の青春ドラマ+コメディ
「クラスでもっとも無口な子」に選ばれてしまったケイラ、高校に入るまでに何とかしようと努力するが...

Filmarksレビュー読んで映画のジャケットを見て、さらにこれは8年生(次は高校だけど、日本では中学2年生)の物語と聞いてマークしておいた。字幕版しかなかったけどアマプラで課金して見た。
残念ながらケイラは、ジャケットのイメージより太っててお肌もお年頃でニキビばかり、リアルで生々しい。それからクラスでは孤立していて、それは自分の努力が足りないからと考えていてYouTubeを通して自己啓発をしている。
見る側としてはティーンエイジャーのラブコメは期待できなくなったものの、黄色い帽子をかぶった小学1年生を見守るように、厨二だった自分を遠くから眺めるように、ケイラが救われることを願い、じっくりこの映画を楽しんだ。
ケイラが「私のような娘ができたら、私は情けなく思うんじゃないかな」と言ったところ、心を動かされた。ぼくは実際には何も変わらなかったと思うのだけど、ケイラは幸せに向かっていると感じた。
(いや、いじめっ子にハッキリ言ってやったのは偉かったよ、グッドジョブ!)

以下余談
「スウィート17モンスター」では高校2年生のネイディーンが、大親友とデキスギ兄がデキてしまったショックから先生や家族を巻き込んで騒動を起こしてしまう。「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」では大親友の二人の女子高生が卒業パーティーに挑戦する(ぼくの不吉な予測に反して、パーティーではクラスメートがとても仲良くしてくれる)。どちらの映画もクラスメートや友だち関係にはあまり苦労していないね。
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