ぱりぱり

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのぱりぱりのレビュー・感想・評価

3.0
やっぱりみんなある程度演じているんだ。不思議だけど、中高時代って周りの環境に適応しようとして、自分を演じてる自覚はあったけど、みんなもそうだったんだ
久しぶりに振り返ってみたら私は意外と頑張ってたじゃんって思った。自分はこういう特徴があるからこういう役割を求められているっていうのを感覚的に分かってて、すごいハイになってたな〜でも自分の譲りたくないところは頭の中にあって曲げなかった。
これっていい勉強だったなとも思う。周りとうまくやっていくことも大事だけど、自分の守りたいところも大事で、それをどう伝えるかっていうのも勉強した気がする。でもそういうことをうまくやりすぎて、本気の喧嘩をしなかったことを大学時代後悔してた
だから、ケイラがキレた時はぶきっちょだったけど、本当にかっこいいなって思った

中高時代って多分楽しい状態にいることが友だちに求められることが多いけど、そんな友だちとも大学になれば真面目な相談もするようになるし、中高時代だってみんな明るく振る舞っていながら繊細な悩みを抱えてたりするんだよね。
私は本でいろんな感情に出会って、こういうネガティブな感情って私だけが持っているわけじゃないんだ、とかそういうことに気づいてから楽になった。友だち同士で心を開いて支え合えたらいいけど、それができない時のために本とか映画があるんだと思う