青春映画はなんだかんだある程度キラキラエフェクトがかかっていたり、話の展開の都合上ミラクルが起きたりする。
だけどこの作品は、どこを切り取ってもジタバタ足掻いてなんとかそれらしく見せようとする1人の少女の奮闘記。
これを観た後じゃヘイリースタインフェルドの17スウィートモンスターでさえ、よっぽどエフェクトやミラクルがかかってたんだなって思うほど。
リアルな描写の余り、クールな男の子の前で「経験値かさ増し」してしまうシーンなどは共感性羞恥が働き、これなんか身に覚えがある、恥ずかしいから早く次のシーンに行け！と落ち着かなかったり、、
自分を卑下しすぎるでもなく、背伸びしすぎるでもなく、ありのままを受け入れるプロセスがいかにでこぼこ道か、必見です。
