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向こうの家のKUBOのレビュー・感想・評価

向こうの家(2018年製作の映画)
4.0
【劇場公開決定おめでとうございます】

これは参った。これほど完成度の高いインディーズ作品にはそうそうお目にかかれない。

まず瞳子さんのいる世界観がしっかりできている段階で監督の勝ちだ。2人で自転車の練習をするあたりから完全に引き込まれた。

高橋留美子のマンガの世界のように、ちょっとありえない設定でキャラクターが生き生きとしている。

主人公の瞳子さんを演じる大谷麻衣さんも雰囲気のある良い女優さんだし、何より萩役の望月歩くんの素直な演技が素晴らしかった。

だいたい「でんでん」が出演してたり、ヨットで撮ったり、このインディーズ映画、制作費どうなってんだ?

突っ込みどころがないわけじゃない。高2男子がセクシーなお姉さんと布団を並べて寝て何もないわけがない!(^^) とか、お父さん情けなさ過ぎ!とかね。

このまま劇場にかけても良いレベル。

特に過激なことが何も起こらない家族のドラマでこれだけ魅せるというのは並大抵のことではない。これが長編第1作という西川達郎監督、これからが楽しみだ。

*主演の大谷麻衣さん『娼年』『全裸監督』などで大ブレイク中の女優さんです! 彼女が気になる方は特に必見!
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