“無駄なことは何もない”
あまり期待していなかったけど、実際観てみたら意外と面白かった映画。実話をベースにした作品とは知らなかったな。母の偉大さを感じて、実際に母に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉で伝えたくなる作品だった。
ストーリー展開自体はシンプルで、先の展開も読めてしまうんだけど、全体的に内容がとてもわかりやすく感情移入しやすい作りの作品なので、老若男女問わず幅広い層に支持される作品なんじゃないかな。コメディとシリアスのバランスも良い塩梅だった。
そして、芳根京子やっぱり演技が上手い。芳根京子の鬼気迫る演技が好きだし、どんな役を演じたとしてもひときわ存在感を放っている印象なんだけど、本作のような普通の高校生を演じているのを観ても、とてもしっくりきているし、喜怒哀楽の表情とか声の出し方が巧みだと思う。
