『最高の人生の見つけ方』の真逆を行くサイテーな人生に見舞われる主人公が、最後にちょっと希望を持てるハッピーエンドを得る物語。
前半の退屈な会話劇がそのままストーリー全般の趣旨としてのサイテーな日々を体験することにより、後半のハッピーエンドに繋がる無数のドンデン返しを一緒に体験できる仕組みなのではないかなぁ、と思いました。
後半、物語の終わりに近付けば近付くほどテンポアップしながら無数の仕掛けが伏線回収されて行き、最後は全てスッキリ。
もし今から初めて観るなら、前半は何か別のことでもしながら後半のための伏線になりそうな台詞や出来事にだけ注視して適当に過ごすと良いでしょう。
最後の最後で、コメディ的な感動が待っていることを期待して。
私はカレーをいつもより凄く丁寧に作りながら観ました。出来上がった頃に食べながら最後のハッピーエンドを見届けるつもりで。
残念ながらカレーは未だ出来上がっていません。次の映画を観ながら食べることにします。