ロアー

凜のロアーのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
2.0
観ているこっちが恥ずかしくなるような映画ってあると思うんですけど、これがそれでした。近年稀にみるこっぱずかしい茶番劇。

いろいろ盛り込み過ぎていてどれも中途半端で底が浅い。
盛り込んだ内容ひとつひとつのどれをとっても薄っぺらい。
アオハルめいた台詞も上滑りしていてとにかくこっぱずかしい。

で、これ、又吉の戯曲が原作なんだそうです。
又吉の小説って一冊も読んだことがなくて、それで貶すのもいたたまれないけど、これはどう取り繕ってもかばいきれないレベル。なんかもうちょっとすごいお話を書く人だと勝手に思っていたのにな。

唯一良かったのは、片桐さんが暴力父さん役だったこと。片桐さんがこういう役するの珍しいよね。
この辺りの芸人さん多めなキャスティングは又吉原作だからこそだと思うので、貴重な片桐さんをありがとうございました。

で、そもそもこの映画を観ようと思った理由がかなた君なんですけど、"都会から田舎に越してきた訳ありのすかした高校生"といういかにもかなた君がやりそうな役のテンプレでした。故に可もなく不可もなく。
ただ、2019年公開ってことはもうかなた君20代後半だった筈なのに、8歳も年下の佐野勇斗とW主演の同級生役・・・いや、違和感なさすぎるやろ!と思ったらめちゃくちゃ笑顔になれたので、どうもありがとうございました。
ロアー

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