強迫性障害を抱える一人暮らしの女性サラの起床からの日常生活約80分間をノーカットで観せる。
大変な衝撃を受けました。
ここまで酷くは無いですが、私も子供の頃に同じ動作を特定回数繰り返す行為をしていました。劇中のサラのように回数は決まっておらず、その時に頭に浮かんだ回数を繰り返していました。
ボールを12回突く、急にテーブルや壁を20回叩く等など。
その行為の意味は分かりません。楽しくも無く心地良さも無く、大事な場面でも何故か絶対にしなければならない気持ちになります。細かい行為でも確実に時間は奪われます。
そして、それは強迫性障害の行為であることをこの作品で知りました。今まで膨大な量の情報に触れながらも何故気が付かなかったのかとショックを受けました。
ここまで書くのは昨年の年末から数十年振りにこの現象が始まったからです。
最後にサラが家を飛び出して女性と握手する場面を見て、私も人生の課題のひとつに解決の光を見出した気持ちになりました。
今ではこの行為から解放され、映画を見ることの素晴らしさをあらためて実感しています。
