けーすけ

アドリフト 41日間の漂流のけーすけのレビュー・感想・評価

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)
4.0
2020/06/13(土) T・ジョイPRINCE 品川 シアター8 字幕 11:15回にて鑑賞。H-12

アメリカでは2018年公開の映画。日本でようやくって事で鑑賞してきました。
映画館で観られてよかったー!迫力が凄かったです。巨大な波のシーン等もあるので苦手な人は酔っちゃうかも。
なお、サメは出てきませんのでご安心を。



1983年。24歳の女の子、タミー(シャイリーン・ウッドリー)は世界を旅して自由に生きてきた。そんな彼女がタヒチに寄った時に9歳年上のリチャード(サム・クラフリン)に出会う。リチャードもヨットに乗ってあちこち旅する自由人で、二人は意気投合し恋に落ちる。
そんな折、リチャードの知り合いの老夫婦から「私たちの高級ヨットをアメリカまで回航して届けてほしい」と依頼を受けたのであった。船旅で高額の謝礼も受け取れるとあって、二人は海へ長旅に出るのだったが・・・






ADRIFT、「漂って・漂流して」という意味合いですかね。
リチャードとタミーの乗ったヨットが浸水した場面から映画は始まります。タミーはリチャードを探しますが、ヨット内に姿は見当たらず、少し離れた所に救命ボートにつかまって浮かんでいる所をようやく発見し助け出します。リチャードは脚に大怪我をし、肋骨も折れているという重傷。ヨットはボロボロで無線も繋がらず水や食料も乏しい。果たしてこんな状況下で二人は助かるのだろうか。
ってな感じでハラハラドキドキでした。



大海原にヨットがポツンとあって、そこに二人きり。想像しただけで恐怖です。
ひたすら漂流サバイバルシーンを何十分も見せつけられたら、精神的に相当ヤられそうな気がしますが、本作では合間合間にタミーとリチャードが出会った場面や二人が仲を深めていった時の事など、現在と過去を交えながらストーリーが続くので、緊張の緩和もあって「この見せ方は上手いな~」と感じました。


そしてタミーのたくましさが凄い。元々冒険家的素質があったのだと思いますが、普通の女の子なら諦めそうな状況の中、知識と経験を駆使して漂流から切り抜けようと全力を尽くす姿に心が打たれました。



ポスターに思い切り「実話。」ってあったので結末は色々と想像できそうなのですが、終盤には色んな意味でなかなかやられましたね。
漂流サバイバルではありますが、タミーとリチャードの愛を感じられた映画かな、と。泣けました。
是非その目で確かめてみてください。



『アドリフト 41日間の漂流』冒頭映像
https://youtu.be/0pEDN7hr5Ig


そういや、二人が行ってみたい所の一番が日本って言ってて、漂流後の最寄目的地の候補に挙げるなど、若干の日本愛を感じたのも良ポイント。


[2020-088]
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