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ローマ法王フランシスコ
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目次

ローマ法王フランシスコの作品紹介

ローマ法王フランシスコのあらすじ

『ベルリン・天使の詩』『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々のフィ クションやドキュメンタリーの名作を手掛けてきた巨匠ヴィム・ヴェンダース監督が、バチカン市国の協力のもと、フランシスコ法王 とのインタビューを敢行。アルゼンチン人として初めて法王となったフランシスコ法王が、世界が直面している貧困、環境問題、社会 問題など、さまざまな質問に対して真摯に応えている。フランシスコ法王に対するヴェンダース監督の尊敬と愛情が詰まったドキュメ ンタリー。

ローマ法王フランシスコの監督

ローマ法王フランシスコの出演者

原題
El Papa Francisco, un hombre de palabra/Pope Francis: A Man of His Word
製作年
2018年
製作国
イタリアスイスドイツフランス
上映時間
96分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ローマ法王フランシスコ』に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

4.5
ここ最近で一番観る意義のあるドキュメンタリーだと思った。
これを挙げてくれたNetflixさんありがとうございます。

私は幼稚園から大学までカトリックで、教会も聖書も普通の人よりは少し身近だった。
そんでもって子供の頃先生に教わったのは、
「この地球上でもっとも偉いのは天皇でも、アメリカの大統領でもイギリスの女王でもなくて、バチカンにいるローマ法王だ」
という事。
「へぇーあの頭になんかのせてるおじいちゃんがこの世界でのけんりょくしゃなのね。」
って子供なりに理解しながらも実際は洗礼はしなかった。する気もなかった。
「信じるものは救われる。」ってなんだ?
経験なクリスチャンじゃないと天国いけないとか何?と疑問に思ってたし、映画で腐敗しきったキリスト教がテーマの作品を結構見てしまったからなのかもしれない。

ガチガチに規律で縛った厳粛なカトリックから遠ざかって何年か過ぎてから2013年、私は忘れかけていたバチカン再び興味を持つことになった。
コンクラーベで選ばれたのは初の南米出身の貧しい家庭から育った、ベルゴリオ。
激動の時代に過去に沢山の痛みを抱え、最もリベラルな視点彼が奇跡的に世界の頂点に立ったのだ。

未だかつて世界中がここまで「ローマ教皇」に熱狂したことなどあっただろうか?
腐敗した聖職者たちに反感がつのり、その存在の意義さえも崩れかけていた時代に突如と現れたベルゴリオ(現フランシスコ)。
彼は世界中どこにでも快く向かう。
スラムの地域の貧しい人々に心を痛めながらハグをする。
イスラム教難民をバチカンに招き入れ住まわせたりもする。
どこの国かも、宗教なにか、セクシャリティーの差別こだわりは本当は必要ない。
皆さん武器も憎しみの心も捨てて、汝の敵を愛してくださいと訴え続ける。

強烈に彼の想いが伝わったのは中でも刑務所で囚人たちにその手で足を洗いその足に心からのキスをしたシーン。
それは、罪を犯した人の汚れた足は洗い流さなければいけないとしても、清めた足になった彼らに居場所を与えて欲しいと祈る。

薬物乱用、盗み、時には殺しどれも許されないことだけど、どうか許しを乞う時間を与えてあげてほしい。
(権力や地位によって弱者を搾取する罪人は別として)
憎むべきは彼らをそうさせた、心の傷や弱さ、そして貧困なのだから、心を洗い流せば社会に戻れるという世界になぜならないのだろうか?と理想主義の聞き過ぎた現代を嘆く。

またこのドキュメンタリーの興味深いところは、フランシスコ会の創設者でもあるアッシジの聖フランシスコの再現映像を並行して見せて、「聖職者」とはなんぞやの真髄を分かりやすく見せてくれているところだ。
そして、人を愛し、そして地球の恵みを愛し、自らは貧しい生活を徹底させる現フランシスコと、聖フランシスコ2人の姿を同時に見せる事で、暗に彼こそがアッシジの聖フランシスコの生まれ変わりなのではと監督が示唆しているようにも感じたし、少なくても彼の後ろにアッシジの聖フランシスコの面影を感じたのだろう。

現フランシスコ教皇の投げかける言葉は聞く人々に想像力を持たせて、このままの汚れた世界をなんとかしようと思わせるモーターのような力がある。
彼がカメラに向かって真っ直ぐ語りかける映像は、まるで彼と対峙しているような気持ちになり、キリスト教信者になれなくても彼のことだけは信じようと思える。

「ローマ法王になるまで」も、「2人のローマ法王」もどちらも素晴らしい作品だったけれど、就任後の彼の偉業を知るにはこれが1番だし、映像としても巨匠ヴェム・ヴェンダーズが独自の視点で愛を込めて撮影したこちらが一番見応えがある。

この世の中の必要なものは笑顔とユーモアと言い切った彼は、確かにどんな時もその言葉の通りいつでも心からの笑顔を咲かせ、スピーチにユーモアを混ぜていた。
あの無邪気な笑顔。
好きすぎる。

彼がこの激動の時代に世界のトップに立ったことに、何らかの意味があると私は思いたい。
Poniha

Ponihaの感想・評価

3.8
この作品は地球上の様々な人種、宗教、貧しい人たち、罪を犯した人たち、全ての人たちは一つの家族であるという信念のもと、弱い人々に寄り添うために世界各地を飛び回る教皇フランシスコの姿が描かれます。その中でも、特に印象に残ったのは、刑務所で囚人の足を浄め、その足に口づけをする彼の姿でした。私は今まで足を浄める司祭の姿、まして教皇自身が足を浄める姿など見たことがありませんでした。生きるということは、泥にまみれた人生の道のりで足が汚れていくということ、だから浄めるのだと。

幸せになる美とは2つ、笑顔とユーモア。教皇フランシスコが毎日祈ってるお勧めのユーモアに溢れる「上機嫌になるための祈り」は聖トマス・モアの祈りだそうです。世界中が見えない敵COVIDー19に対して閉塞感を抱いている今こそ、ふさわしい祈りだなと思いました。

聖トマス・モアの祈り
「主よ、食物を消化する力と、食べる物をお与えください。健康なからだでいられるようにしてください。純粋な心をお与えください。良い物を大切にすることを知っている心。悪を見てもおじけずに、物事をあるべき姿に戻すすべを知っている心。退屈せず、不平やため息もつかず、嘆くこともない心。そして『わたし』というこのやっかいなもののことばかり考えずにいられる心をお与えください。主よ、冗談を言って、人生にわずかでも喜びを見いだし、その喜びを他の人々と分かち合うことができる恵みをお与えください。」
django

djangoの感想・評価

2.5
結構つまらん。
ドキュメンタリー。
法王の御言葉を延々と聞かされるという苦行。
まあ、そりゃそうだろう。
何故この映画を選んだ?
僕は馬鹿なのか?

貧困とか、環境破壊、無関心、教会がやった児童虐待等について御話しになられた。
法王は善人に見えるが、話は退屈だった。
物の見方が違い過ぎる。
宗教にもキリスト教にも興味無いから。
というか、嫌いなんだよな。

はっきり言えることは、僕のような人間が観る映画ではない。
神を敬い、ローマ法王を尊敬出来る人間が観るべき。

じゃあ、こんな僕でも楽しめるようにするにはどうしたら良かったのか?
法王がアメリカ議会で演説中に、トランプがテーマ曲と共に乱入し、椅子で殴ったりしたら傑作だったね。

法王自体は素晴らしい人だと思う。
多分。
でもそれと面白さって別なんよ。

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