皿もげ

チワワちゃんの皿もげのレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.5
きょんちゃん実写化第三弾。
これまでのヘルタースケルター、リバーズエッジと比べると派手さのないチワワちゃんの映像化。
もちろん漫画は大好き。
映像化されてしまうことに、もう慣れてきてしまって涙も出ねえや、と思い見たけど、これまでの実写の中で、映画としていちばんいいんじゃない?と思う。
若さ故のキラキラ感、今日がいつまでも続きそうな、刹那的な青春が描かれていて、そうそう、岡崎京子が描く10代から20代前半の感じ、これこれ、と思った。
内容は全然違うんだけど、ラリークラークのKIDSを思い出す感じ。
超芸能人、という感じのキャストではないので前2作と比べたら話題性は少なかったのかな?とは思うけど、良い映画だったと思う。
やっぱり、門脇麦ちゃんはいいよなあ。

※余談
岡崎京子作品の映画化は熱っぽいわたしのような信者の怒りの火が、うまいことつかないように作られているところが面白いな、と最近思うようになったし、同じような信者が作り手の中に間違いなくいるやね、とは思う。
もはや好き勝手にやってもらって、怒り狂いたい気持ちもあるけど!
チワワちゃんを映画化するのであれば、もっともっと何も起きない日常の、くちびるから散弾銃を、やっぱり猫が好き、みたいなタッチでテレビドラマ化してほしい(深夜で)
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