おひげ

チワワちゃんのおひげのネタバレレビュー・内容・結末

チワワちゃん(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『チワワちゃん』鑑賞。
青春の象徴、チワワちゃんを取り巻く若者たちの群青物語でした。MVを観ている感覚になったな。すごくキラキラしてるけど切なくて。乱痴気騒ぎの中心には常にチワワちゃんがいて。だけど皆が大人になっていくのにチワワちゃんだけが取り残されていく様が青春との決別の様だった。チワワちゃんの死は青春との決別、あるいは本人自身が自滅していくような。青春したいけどいつかは離脱して大人にならないといけない。そんなメッセージをチワワちゃんは残していったような。最後のシーンでじんわり涙が出たな…嫉妬や憧れの的でちょっとウザッたいのにみんな好きだったんだろうなぁ。わたくしが年上の人と仲良くしていた頃を思い出したな。居場所なくて年上の人と遊ぶようになって。田舎だから物理的にはキラキラしてなかったけどすごくキラキラしていたと思う。花火振り回して走りまくったな。海沿いでみんなと囲んで徹夜で恋バナしたな。もう会わなくなって長いけど懐かしかった。
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