リタ

チワワちゃんのリタのネタバレレビュー・内容・結末

チワワちゃん(2018年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

「女の子は気を遣うから疲れて
男の子は楽だけど消耗する」
ここはやはり刺さる

カラフルで滲んだフィルムが綺麗
チワワちゃんのキャラにも説得力があった

けどやや脚本がごちゃごちゃしてた印象。
軸になってる現時点のシチュエーションが
聞いたり話したりで主人公の立場がコロコロ変わる
時間軸も場所も固定した方が見易いのに…


膨らませたエピソードは良いのも沢山あったけど
浅野忠信とチワワの裸問答キモかったし
成田凌が門脇麦をレイプするのも要らなかった。
余計な出来事が多くて混乱する。

だってこの映画の主題は
「仲間内のアイドルの人物像は人に撚って違っていた
そして皆が知らない間に彼女は
死に追いやられるほど堕ちていってた」
って事だったと思う。

だから後半は彼女の転落を
残酷に際立たせなきゃならないのに

この映画の1番のシリアスピークが
チワワちゃん関係ないレイプシーンて。



麦ちゃん(21)ってどうよって思ったけど
話し方がやけに冷めてて自然で凄くあってた。
流石!

カメラマンの男の子、
チワワちゃんに何の影響も与えてない
不要な役回りのくせに
恋してたとかいう意味深エピソードを
無理に織り交ぜて関わってきてるのが妙な感じだった。
監督の自己投影いらないから。



ラスト、みんなでチワワちゃんを弔うシーンは
肯定されてるのかな?
それとも否定されているのか?

私はあんまりいい印象では見なかったけど
肯定されてるような爽やかさもあって
よくわかんない撮り方だと思った。

だってチワワちゃんの事みんな好き放題言ってて
きっと自己満足だよね
玉城ティナですら「ちっちゃいお花」用意してないし
↑否定ならここの胸糞をもっと際立たせて欲しかった

女の子の死から始まるストーリーって
こすられまくってる定番テーマなのに
目新しいことなんもなくて逆に驚いた。


細切れ映像というかPVとしてみたらかわいい。
クラブシーンの大音量とキラキラ画面、
映画館で見たら楽しかったかな?!ちょっと後悔。
リタ

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