ともぞう

パウロ 愛と赦しの物語のともぞうのレビュー・感想・評価

パウロ 愛と赦しの物語(2018年製作の映画)
3.1
使徒の1人、パウロの晩年を描いた作品。パウロは元々はクリスチャンではなく、反対にキリスト教徒を殺戮していたが、イエスが神であることを感じ、改心して布教に努めた人。その強い信仰を静かに描いていた。

〈あらすじ〉
紀元67年、皇帝ネロ統治下のローマ帝国。首都ローマの街で大規模火災が起こり、皇帝ネロはこれを当時新興の宗教だったキリスト教の信者による放火と断定。タルソのサウロ、別名パウロ(ジェームズ・フォークナー)がその首謀者であるとして逮捕した。パウロの仲間である医者ルカ(ジム・カヴィーゼル)は投獄された彼のもとを訪れ、パウロの言葉を人々に伝えるために書き記していく。ネロによるキリスト教徒迫害は激しくなる一方であったが、アキラとプリスカの夫婦にかくまわれているキリスト教徒たちに、暴力ではなく愛をもって戦うことを伝えるパウロ。しかし彼らは血気にはやり、剣を手にローマ軍に立ち向かおうとする。キリストの弟子となる以前、パウロはキリスト教徒を迫害する側におり、獄中の彼の夢に回心前に殺めた人々が現れ、葛藤するように。その頃、獄舎の長官マウリティウスの娘が瀕死の病となり、頼みの綱はルカだけだったが…。殉教していく弟子たち。そしてパウロにも運命の時が迫りつつあった。
ともぞう

ともぞう