かじドゥンドゥン

タイタンのかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

タイタン(2018年製作の映画)
2.5
天変地異により崩壊寸前の地球を脱して人類存続の希望をつなぐべく、土星最大の衛星タイタンに白羽の矢が立った。ただし、極寒で太陽光も乏しい苛酷な環境で生き抜くためには、人類自体が肉体的な進化を遂げる必要がある。「ホモ・タイタニエンス」と称される強靱な身体機能をもった新人類に強制進化すべく、軍人など命知らずの挑戦者が幾人も集められ、NASAの極秘プロジェクトが始まる。

多くの参加者が、心身に異常をきたした死亡してゆくなか、主人公のリックはタイタンの環境に適応できるだけの体を手にした。しかしその代償として、言葉を失い、容姿は変わり果てて醜く、性格も粗野で、進化なのか退化なのか怪しい。リックの妻は、この実験に猛反対し、夫を連れて逃走しようとするが、もはや言葉も発しないリックが考えとった行動は・・・、人類のために、そしてなにより妻子のために、一人タイタンへ飛び立つことだった。