どぅぐ

タイタンのどぅぐのネタバレレビュー・内容・結末

タイタン(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

インターステラーのような壮大な物語を期待していた自分がどうかしていた。
正直、ガッカリした。

度重なる戦争によって荒廃した近未来の世界。新たな土地を求める人類。
主人公に課せられた任務は、太陽系で唯一、安定した液体を持つ土星の第6衛星タイタンに向かうこと。
と思いきや、
実際は、とある、驕れる科学者が、自分の地位と名誉と信念のために、人間を科学的に改造し人工的に進化させるという計画だった。という話。
その計画に巻き込まれた主人公家族。
タイタンの気候に適応させるためという口実の元、動物的な遺伝子を組み込まれた結果、乗組員全員がそれぞれ異形の人間へ変わる。無論、途中で身体が耐えられなくなり死亡する者も多数。
主人公は、運良く生き残り、ホモ・サピエンスを超越した、ホモ・タイタニアとなった。
変わり果てた夫に妻は恐怖するが、
最後は意思疎通をし、共に協力して、科学者に復讐を成功。

その後、しゅじんは、NASAと手を組み、タイタンへ向かうこととなり、異星の地上に降り立った所で、物語は終了。

これは、小説で読むなら、素晴らしいかもしれない。ただ、映像となるとあまりにも陳腐だった。
映像も単調に進んでいき、肝心の科学者の裏切りも、盛り上がらない。
あ、ふーん。って感じで終わる。

それから、最後、タイタンにどうやって降り立ったんだろうという。
そこまでの映像が見たいのに、無理やりまとめた感が強い。
要は、ホモ・タイタニアという概念が出たところでこの物語の描きたかった場所は終わったわけだ。

色々と残念だったので、2.5
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