ピンピンピン

24のピンピンピンのネタバレレビュー・内容・結末

24(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

最初のダンスの音楽がカッコ良いし、ヒロインはとにかく可愛いし主人公マニはプチ私利私欲に走っているし楽しい160分でした
ぽんぽんテンポよく場面が変わるので飽きる暇も無くすぐに時間が経ってしまった…

ここからプチネタバレ

大まかな話はタイムトラベルができる特別な時計の研究をする主人公のお父さんが一卵性双生児の弟に時計を狙われて妻と共に悲劇の死をとげる
主人公の父は目の前で妻を亡くしたが愛する赤ちゃん(主人公)だけでも助けようと見知らぬ若い女性に預ける
その赤ちゃんである主人公が26歳になった時から物語が始まる…

非常に良い映画でした

冒頭で主人公の両親が弟(悪者)に狙われるのだけど、天才時計職人のお父さん超絶育児システムを駆使して時間を稼ぎます
この冒頭のシーンがラストに繋がっているのは痛快でした
「あっ!?ここで伏線回収されるのか!」となるので、冒頭はしっかりと覚えておくとクライマックスがより楽しめるようになります
また主人公がプチ私利私欲に走るシーンは徹底しており、こちらもラストで回収されるので覚えておくと良いと思います
(もちろんヒロインの反応も!)

この作品で私が最もウルっときたのは主人公を育てたお母さん…
お母さんは何もしていないのに兄弟喧嘩に巻き込まれてしまい、なーんも考えてなさそうな26歳の主人公が母の事情を考慮して行動するところにグッときました
てっきりそそっかしくて口うるさいだけの陽気な下町のお母ちゃんだとばかり思っていたのに…
お母ちゃん、もし主人公がガチ引きニートになっていたらどうなっていたんだろう…
私は中年女性ですが、恥ずかしながら現在の年齢でも主人公と同じ行動が取れるとは思いません

インド映画に興味を持ち始めたところなのでまだ比較できるほど作品を見ていないのですが、私がインド映画に求める事全部乗せって感じで気に入りました
ハラハラドキドキ、笑いあり、悪者はきちんと悪者としてやっつけられハッピーエンド!
最高の160分でした