ジニョク

生きたいのジニョクのレビュー・感想・評価

生きたい(1999年製作の映画)
3.7
今週の”昭和の映画”はコレ!
と思って観たら、1999年(平成11年)の作品でした💦

ま、いっか。
お気に入りの新藤兼人さんの監督・脚本です☆


三國連太郎が外でウンチを漏らす💩
挙げ句の果てに自転車に轢かれ病院へ😨

駆けつけた娘、大竹しのぶに「このクソ親父!」と怒鳴られ、連太郎氏がひと言「恥じています」。
老いた父親と婚期を逃した娘の物語。

長野県にある姨捨(おばすて)山。
エッ、実在したんだ!😨
昔はそこへ用無しの年老いた親を捨てに行った、とゆう風に聞きました。

今作には「姨捨山」とゆう一冊の本が登場するのだけど、その本のお話と現実世界の父娘の生活を絡めながら、高齢化社会の実情をユーモアたっぷりに描いています。

ところで”おばすて(姨捨)”と”うばすて(姥捨)”は文字も読み方も違うんだけど、どちらが正しいのかしら🤔
今作では”おばすて”と表記されていました。

その”姨捨伝説”によると、70歳を迎えた老人は自ら山に入る意識を持っているとゆう。
家族総出で準備をし、入山前夜には隣近所が集まり”おめでとうございます”と祝いの言葉を贈る。

貧しい家の口減らしを”ご先祖様のそばへ行く””ありがたや〜”とゆう風にすり替えているようにしか思えないのだけどね😰

現代の”姨捨山”は老人ホームね。
山に捨てるのはいかがなもんかと思うけど、高いお金を払って親をホームに入れることに罪悪感は…やっぱりあるよね💦

良いのか悪いのか、そおゆう問題にまだ直面していない私にはなんとも言えない。


父親を罵りながらも父への愛がたっぷりで、
また、父も娘をこの上なく愛しているご様子が感じられて、ちょっとウルっときてしまいました😢

でも新藤監督って、どうしても禁忌的なことを入れないと気がすまないのかしら笑
そゆとこも好きです笑
ジニョク

ジニョク