ダオ

生きたいのダオのレビュー・感想・評価

生きたい(1999年製作の映画)
4.1
1999年につくられた新藤兼人監督・脚本・原作作品。姥捨て山伝説と現代の高齢化社会における老人の現状をユーモラスに描いた社会派人間コメディ。

新藤監督と大竹しのぶの映画『ふくろう』はなかなかにブラックなコメディでしたが、これも鼻をつまみたくなるくらい笑うに笑えない社会派ドラマでした。三國連太郎演じるお父さま戦時中はビルマを一直線に抜けていったってまさに『ビルマの竪琴』よねぇ。こういうとこ好き。

にしても姨捨山ね、いまリアルに起きていることでしょう? 高齢者の酷い超過死亡ね。ひどいことするよね。けっきょくはなんにもしないことが1番良かったのにな。まぁそゆこと知らずに逝けるほうがいいのかもしれんけどね。しかしまぁよる8さんも怖いわある意味プレミアムシネマよりも露骨に今を見せる。
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