女渡世人 おたの申しますのもるもる学園のレビュー・感想・評価

すんげえ！任侠物にメロドラマをぶっ込んだらこうなるんだ。ラストの「おっかさん」という叫びがこの物語を要約している。つまり、これは亡き母親に対する鎮魂歌であると同時に血の繋がりがない物同士の仁義の物語だ。そして、過剰に演出された殺陣のシーンが圧巻である。雨の中の相合傘も美しい。

菅原文太「陰日向に咲く花でも、あっしはその咲いた花を知っていますぜ」