No.2635
アップリンクの見放題ラインナップは、グザヴィエ・ドランやロウ・イエ作品での「性的少数者」や、
「サーミの血」における「少数民族」など、マイノリティーを扱った作品が多い。
これらの作品を通し、自分の価値観を再考する機会を頂いている。
本作も「同性愛者への偏見」に屈することなく芸術を極め続けたジョン・カリーがモチーフであるが、
「ギフテッドの持つ苦悩」を描いている、という点では、同じラインナップの「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」と対を成す作品ともいえよう。
セルゲイ・ポルーニンも
ジョン・カリーも
人間の体そのものの持つ芸術性を否応なく見せてくれるが、同時に、見れば見るほど、なぜか切なく、悲しい気持ちになってくるのはなぜなのだろう。
17/60 https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2311/