現代では当たり前になったが、アイススケートとバレエを組み合わせた第一人者の努力と苦悩と才能の物語。
産み出す苦しさと、出る杭は打たれるという人間界の愚かさ。でも出すぎた杭は打たれないとも感じられる…
フィギュアスケート版の『牧神の午後への前奏曲』、元祖はこの人だったのですね。素晴らしい完成度の牧神でした。そして、荒い映像の群舞の中にいても、何処にいるか一目で分かってしまう美しさ。
代々木体育館…
フレディ・フォックス目当てだけど、ナレーションだった。(あのおもしろい声で)
ジョン・カリーという人については、全然知らなかったんだけど、70年~80年にかけてのゲイってことで予想はついた。
記…
↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。
☆☆☆★★★
先駆者は社会との関わりに翻弄され、苦悩との戦いに陥る。
スケートを芸術に高め、ICE KINGと称され…
テレビでやってるフィギュアスケートを見る程度のファンで、ジョン・カリーのことすら知らなかったんだけど、自分が生まれる前のスケートで、今では重視されている芸術性がこんなふうに生み出されたのかなと思うと…
>>続きを読むその芸術性によりフィギュア男子種目の流れ全体を変えた革新者という物語軸と、ゲイに対する抑圧下での五輪金メダル獲得とその後の時間軸を共に活写するドキュメンタリー良作。「男らしくないバレエはダメだが、ス…
>>続きを読む見終わった時にちょっとウルっときた。
自分のやりたいスタイルを批判されても認められるまでやり遂げる一途さが、そしてそこに全てを賭ける生き方に。
そして、とにかく美しい!体の美しさと動きの美しさ。自分…
(c) New Black Films Skating Limited 2018