短編映画3作品、どれも味のある作品ではありましたが、やはりジブリと比較してしまうと見劣りはするかなぁ。
ましてや、世界には短編で物凄く緻密に作り込まれた作品が多数あり、メッセージ性の高さという点においては評価が低くなってしまう。
ポイントとしては、子どもも大人も楽しめるかどうか。
アニメーションとしては間違いなく世界レベルなんだろうけど、内容はTVアニメの枠を超えるような驚きがなかったかな。
カニを擬人化した家族の話は、母ちゃん死んだかと思っていたらそっちなんだって感じで、子ども向けでホットさせられました。
魚との対決や、海の世界でのサバイバルを体験することにより、小さな世界で自分たちと同じような家族形成(愛)が為されているというのは面白かったです。
次に卵アレルギーの話ですが、個人的には1番好きでした。
やはり親なのでね、この手の話は泣かされちゃいます。
あとこれでも看護師なので、小児科でアレルギー治療する子どもたちの苦しみや痛み、親の苦労なんかも容易に想像できちゃって、なんか他人事じゃなかった。
私の職業関係なしに、多分夜の親は刺さるんじゃないかな？
最後に透明人間の話。
現代に生きる孤独な人間を描いたのだろう。
ただ、分かりにくかった。
メッセージ性が1番ありそうで、私にはわからなかった作品。
総じて、これといって新鮮味がなくて、大きな会社が作る作品としてはあまりにもお粗末でした。
アイディアで勝負するならYouTuberとかの方が良いし、ガチでやるなら90分の長編にしてもらいたいし、難しい。
企画した方々にはご苦労さまって思う一方で、厳しい意見を反映する形で頑張ってもらいたいと思います。
