トールキン

止められるか、俺たちをのトールキンのレビュー・感想・評価

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)
3.8
「青春ジャック止められるか、俺たちを2」の予習を込めて鑑賞。
冒頭から昭和の雰囲気に圧倒される。学生運動に燃える若者、フリーセックス、性丸出しの映画、誰もがどこでも当たり前の喫煙、 1969年、昭和40年代ってこんな時代だったのか、こんな時代が日本に本当にあったのかとただただ驚く。そんな社会に生きながら、規制やルールに抗うかのように自分たちが思う面白い映画を作っていく。そんな生き方に対する熱量や雰囲気に魅了されていく。

恥ずかしながら若松孝二監督は今まで存じ上げなかったけど、めちゃくちゃ破天荒な人物を井浦新さんが好演してた。
そして映画監督を目指す門脇麦さん演じる吉積めぐみ。若松プロダクションで熱い人たちにもまれながら映画製作に携わり、親しい人たちとの別れ、新しい若手たちとの出会い、そして酒を飲み交わしながら映画について熱く語る。そんな生き方がカッコいい。大人の青春って感じ。
あと、門脇麦さんてどの作品でも良い声してるなあって思う。

この昭和の当時の時代背景や社会文化など詳しく知らないのでこんなありきたりな感想しか書けないけど作品としては見れて良かったし、次回作に向けては一応予習は出来たと思える。
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