前日続編を観て、あまりの面白さに観そびれていた本作を鑑賞。
1969年から70年代初頭の政治の時代でもあった頃、若松孝二を初めとする個性際立つ面々が集う若松プロでの映画製作を助監督だった女性の視点から撮った作品。
若松プロ出身の白石和彌監督、同じく同プロ出身の井上淳一脚本。
常にエネルギッシュに強引に何でもあり的に映画作りに突き進む男たち。そこに食らいついていく主人公の吉積めぐみ(門脇麦)。
金はないけど、楽しくも、目指すべきもののためにそこを離れる者、逆に参加してくる者。
酒を飲み議論し映画を作っていく。若松プロダクションがそんな場を提供していたことがわかる。
その後に活躍する人たちが実名でバンバン登場し、当時のその場の空気が垣間見ることができ興味は尽きない。