大泉洋さん「当て書き」の原作を読んだ上で鑑賞したが、
ほどよく脚色されており、騙された!感はこちらの方が強かった。
文芸もエンターテイメントも、コンテンツ配信の媒体やその面白さを追求する目の区別が曖昧になっていく時代、
本作のような騙し合いを仕掛けながら、異なる文化と歴史が、切磋琢磨するべき時代ともいえるのかもしれない。
といいつつ自分は、落ち着いて紙媒体の文芸と情報発信を楽しみたい方だが…。
大泉洋さん、佐藤浩市さん、國村隼さん、小林聡美さん、佐野史郎さんに加え、個人的に最近その演技力から目が離せない松岡茉優さんなど、俳優陣に味があってまたよかった。