「騙し合いバトル、開幕!」のハードルに心が煽られ過ぎたのかスコアが今ひとつ伸びなかった作品。
旧体制である「小説薫風」と対立するカルチャー誌「トリニティ」間の騙し合いがメインかと思いきや、中盤以降にかなり飛躍した展開になったのに心が付いて行かず結果的にかなり失速した印象。
飄々として食えない速水役の大泉洋も途中までかなり良かったのに、やっぱ中盤以降で何がしたいのかよく分からない男として映り、感情移入の度合いが薄まってしまった。最後のドンデン返しもムリがあり過ぎるし、商業的にもどうなのかと。
詰め込み過ぎてブレてしまった感のある1作。役者陣の演技と言葉回しとかは好きだったけどね。