小林さん見たさに観始めたからちゃんと面白かった。
全編見終わったあとに予告を見て、これ予告から観た人は少し思ってたのと違っただろうなー、と思った。お疲れさまでした。
仕事に愛と誇りを持っている人って本当にかっこいいって思う。いつでもフリーのつもりってスタンスでバッサバサ仕事するのもいいけど、江波先輩みたいに何十年も敬愛して貢献してるのもかっこいいな。
冷酷な決断をしたり、他の人の想いを顧みずに進んでいくような登場人物たちも、愛するものを貶されて頭に血が上ったり、ひっくり返されて我を失ったり、それぞれにちゃんと人間らしい部分があってよかった。
だから、騙し合いって感じよりも本を愛する者たちのプライドをかけた挑戦と戦いって印象だった。いくつかの裏切り演出はなんとなく察したし。
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小林さんのほんわかした雰囲気の作品も好きだけど、私はこの作品や「紙の月」のような役柄を演じる小林さんが特に好き。
頭の回転が早くてその場でうまく立ち回れて、やることちゃんとやってて、情けとかありそうでなさそうな人を演じてるの、好きです。
あと國村隼さんやっぱ声ちっさくて笑っちゃった。雑誌の写真撮るシーンは貫禄すごくてかっこよかった。