快速ルビイ

旅のおわり世界のはじまりの快速ルビイのレビュー・感想・評価

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)
3.8
なかなか観る機会に巡り合わなくて観てなかったが、Amazon primeで発見、さっそく鑑賞した。

早々露呈するチームワークの悪さ。
ようこも仕事はやるが、それ以外はほっといて的態度だがカメラの前に立つと人が変わる。
あの危険な遊具にも果敢にチャレンジする姿はあっちゃん自体が痛々しい。(ようこと前田敦子がごっちゃになっている。)
ところが場面が変わりクルー個々と話すと割と皆いい人ばかりで。まあ仕事で組むチームはどこもそんなもんか。

しかし通訳のおじさんはじめ、食堂のおばさん、警察の人々、現地の人は皆いい人ばかりだったな。(ヤギのおばさん除く)

言葉がまったくわからないにもかかわらず、ウズベキスタンのまちを怯むことなくずんずん進む前田敦子の姿をみていて、異国に行くと心の中ではビビりまくりの自分とくらべて尊敬してしまった。

愛の讃歌も唐突感に満ちていたが、ミュージカルのこと思えばなんでもない。特に終盤のは後になって作品を思い出すときのキーとなる。

この作品、人に薦めるかと言われると、薦めないような気がする。否定されたくないし、見たい人にだけよさをわかってほしいと思うから。

自分のなかの歴代ベスト100作品にノミネートですね。
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