おもてなしとロリの日本
【日本的おもてなしイズム】
両親を事故でなくしたオッコが、旅館の若女将として成長してゆく姿をハートフルに描いたアニメ映画。特に起伏のない作品だから中盤までは退屈していたけど、お客様に快適な宿泊を提供するべく奮闘するオッコの姿がすごく愛らしくて、退屈など忘れてしまった。
オッコの振る舞いには、日本的なおもてなしイズムが克明に描写されている。おかげで、どこか懐かしいような快適さが作品中に充満している。それこそ、この旅館に泊まってみたいと思うくらいである。
コロナがなければ私の足は今ごろどこぞの老舗旅館に向かっていたに違いない。それくらい、この作品の放つ優しさは奥が深いのだ。
【アニメカルチャーの伝達】
日本のおもてなしイズムのみに留まらず、アニメ的な側面もしっかりと持っていて完成度の高さを実感させられる。文部科学省が推奨する理由も頷ける。
現代日本文化をここまで分かりやすく描いた作品は稀では無いだろうか?
【ロリコン的まとめ】
だから日本人はロリコンだと言われるのだ。
オッコに癒されるためのアニメ映画。懐かしくなったらまたこの旅館に戻ってこようかしら。