認知症を発症した祖父が次々と厄災を齎す。幸せそうな一家の水面下で燻っていたものが暴走、そして爆発。
人の醜さ・諍い・惨劇を笑いに振り切ったスプラッター・コメディ。
好みでは4.5評価、内容は3.8点。
この監督の前作同様、鑑賞以外の作業(音量調整)にずっと気を使わねばならず、まともには作品を楽しめないという勿体ない出来。面白いだけにとても残念。
前作は『オールナイトロング』や『殺し屋１』のような暗黒面が前面に出ていたものの、今作は完全にコメディ。
殺し方だけでなくヴァイオレンス全般がはっちゃけていて楽しい。
アクションのヌルさ(寸止めやフリ)は相変わらずのレベルだけども、寸劇を見ているかのようで気にならない。
これはやはりネタがお笑い寄りだからか。
ハチェットの食い込みがズレて刃が無い部分が映ってしまうネタバレ映像など、ギャグとして敢えて入れているのかと。
また、前作の敵対同士が兄弟だったり、ちょい役が恐怖の隣人だったりと、キャスト被りだけで笑えてしまう。それだけ各作品で個性が強いということなのだろう。
ジャンルやネタとしては好みなだけに、制作技術などのレベルが向上したら大好きになると思う。候補。たぶん。
鑑賞 2021.01.10 ひかりTV
鑑賞 2021.01.09 ひかりTV
