たまち

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫のたまちのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場3回目、配信合わせて5,6回目くらい。
やっぱり私はバーフバリが大好きだ!ジェイ!マヒシュマティ!


・美しい起承転結!
・3回目くらいの鑑賞から、特にデーヴァセーナの登場シーンとクンタラ襲撃の弓矢シーンがめちゃくちゃ濃厚なラブシーンに見えてきた。前者はずっとニヤニヤしてるし、後者は2人だけの精神的な繋がり…ずっといちゃいちゃしてる


・RRRを見たあとは特に、CGやアクションに粗は目立つが、それを指摘するのも野暮。神話なのだからリアルは必要ない。

・デーヴァセーナのキスシーンが好き過ぎる!検索した限り世界中に同志がいる!あんなに勝気のデーヴァセーナ様から誘惑して、焦らされて、少し不安そうに何かを探すような目をするデーヴァセーナ様…あの数秒での演技力…

・初見時を思い出すと、最初の1のストーリーを継いでのOP曲でなんだか『好き』な雰囲気を嗅ぎ取り、山車を持ったバーフバリ登場後、無事通過した国母を振り返った瞬間にはもう惚れていたし、象の頭を踏む頃には心酔していた。ものすごい演出力。

・アマレンドラがやはり帝王!という包容力、母への愛、多少のわがまますら強さの象徴に見える。
・美しすぎる逆三角形体躯のバラーラデーヴァ、冷静に見ると不公平なのはごもっとも。
案外世襲というのは平等で、王の資質が…とか言ってるからそもそもなぜシヴァガミがトップに立ったのか?バーフを選ぶのか?という悲劇が生まれる。悲劇こそがドラマで美味しいのだけど。
・面白担当のKmaraも素敵な笑顔で、つい周りも笑顔になっているかのよう。遅咲きのクシャトリアゆえに…
・最後、デーヴァセーナを守ろうとして殺されちゃったレジスタンスの偉い人はクンタラ国王だったことに今更気づく。クンタラ滅亡してるし一番かわいそう。デーヴァセーナが過激派すぎたせいだ、、、

・アマレンドラ・マヘンドラの演じ分けがすごい…演出も勿論あるが、父の方がまさに帝王で品があり、少し憂いた表情をしている。マヘンドラは横顔がライオンのように野生的で表情も豊かで無邪気。
立ち姿や仕草まで異なる。大味のアクションやCGに霞んでいるが、ものすごい繊細な演技だ…

そして必ずしも良い王政でないというのはリアリティのある示唆。
たまち

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