終始大興奮の完全版でした。初公開のシーンどれもこれも最高で、特にデーヴァセーナの子守唄は、それを見守るバーフバリとカッタッパの顔も含めて本当に癒やされました。気高き彼女があぁいう姿を…の過程はシブドゥとアヴァンティカにも共通。ストーカー気質の似たもの親子だ！ そしてカッタッパの尽力と葛藤。これまでの自分を「偽りの役目」と言い切ってくれて本当に良かった！ 本当に最高のキャラだと思います。そしてエンドロールの会話…。マヘンドラもアマレンドラも王の血筋だから英雄になったのではなく、二人の人格が故である、という事実の証明！ 激アツ！
しかしこの『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』二部作の底知れぬ面白さは何なんだろう。最高に笑えるし、最高に泣けるし、最高にブチ上がる。アクションの撮り方、VFXの技術、役者陣の演技はさる事ながら、この超絶娯楽大作の根幹に、マハーバーラタという神話がある事は決して忘れてはいけません。映画に限らず、これから物語を作っていく若者は、神話に限らず古い物語を決して疎かにしてはならないのだ！
「カットするシーンなんて一瞬もなかっただろ! 最初からこれで上映しろよ! 特にデーヴァセーナとカッタッパに謝れ!」と怒りたくなる気持ちが湧き出てきますがぐっと抑え、完全版上映に尽力して下さった皆様に栄光あれ! と叫ぼうではありませんか！
