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愛唄 ―約束のナクヒト―のkkbbrkのレビュー・感想・評価

愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)
3.9
『愛唄 ―約束のナクヒト―』(2019)

突然余命宣告をされた野宮透。落ち込み自殺しようとした彼はとある詩に衝撃を受け、人生を前向きに考える。彼はその詩を作った少女とめぐり逢うが、彼女にも大きな秘密があった。

“毎日に夢中だから息をしている事さえ忘れてるんだ”

GReeeeNの愛唄をモチーフに作られた楽曲です。最近、糸やキセキなど曲をもとに作られる映画が多いですが私はその風潮嫌いでもないです。今回のようにたまに良作に当たる印象。

私が大学生の時に亡くなった高校の恩師が当時「健康の時は病気のことなど頭の中に微塵もない。病気の時に健康ってよかったと思うんですよね」と言ったのは今でも忘れないです。まさに「毎日に夢中だから息をしている事さえ忘れてるんだ」です。

私的横浜流星の合っている役は本作のようなおどおどした青年役です。異論は認めます笑 あとSNS疎い人すごい好きです。お母さんの悲しさや絶望具合はきっと私が想像できる範疇を超えていると思います。遺伝してほしくことまで遺伝すると悲しいですね。。そして私の中の本作MVPは冨田靖子です、家族としての作品の溶け込み能力の高さに驚きます。

月並みですが、自分が生きている時間は自分が思っている以上に短いかもしれないと感じることが多いです。だからこそ悲観することなく今を大事に生きるべきだと常々思うのです。後悔がないように。

数学は好きなのでK(Kimochi)の公式はおしゃれで素敵な考え方だなと思いました。一昔前のTwitterでこういうの流行りましたよね笑

そしてラストについては衝撃でした。なぜ彼があの時あそこにいたのかもしかすると同じ理由なのかもしれませんね。
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