ねび

愛唄 ―約束のナクヒト―のねびのネタバレレビュー・内容・結末

愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

病気で余命3ヶ月を宣告された主人公透が自暴自棄になりながら、元バンドマン龍也(同級生)の助けを借りて、2人の対象的な少女との出会いから、本当に大切な事を見つける物語。
最初の出会いは、まだまだやれば出来るのに、妬みから受けたいじめがトラウマとなって、人生を諦めてしまった元子役の比呂乃。彼女からは、人を好きになる楽しさと辛さを経験させてもらった。
次の出会いは、血液の病気で余命宣告されている凪。彼女からは、本気の恋と全力で生きることの喜びを体験されてもらった。
限られた時間を後悔なく全力で、信じるまま行動する透と凪は、輝いています。制服着て高校に潜り込んだ、なりすまし体験には胸が熱くなりました。凪が透の実家で、透の母親から料理を習うシーンは、トキメキを感じた。
もう時間がない。出来なかった事を、残された僅かな時間で目一杯楽しむ2人の姿は、切ないながらも感動します。
最後の龍也の歌には、しびれます。
感動的な映画です。
ねび

ねび