たくや

翔んで埼玉のたくやのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.7
エンドロールで流れる、はなわ作詞作曲の『埼玉県のうた』が秀逸すぎる❗
つか全体的に思ったより、埼玉ディスりすぎ。笑
ついでに千葉や群馬、茨城の扱いも酷い。けど面白い。

というか、思ったよりも愉しく、純粋にコメディ映画として良かった。
邦画ってコメディは滑るイメージがあったんだけど、
これは原作が面白いからか、フツーに笑えた。

パタリロ(アニマックスでアニメ観てましたわ!)の漫画家魔夜先生がなんと約30年前に書き上げた作品というのだから驚き。
いじることで逆に地元愛を表現するという、なんともまあ素晴らしい方法を考えたものですね。
しかも、
『埼玉県民にはその辺の草でも食わせとけ!』
『埼玉と口にしただけで口が埼玉になる!』
などワケわからんけど、センスが良いいじり。

そして、この強すぎる原作を映画化企画した人はかなりセンスがある。笑

さらに素晴らしいのはキャスティング。
ボーイズラブに目覚める男役を二階堂ふみ。
カリスマ高校生役をGackt。
という、この二人はなんとも絵面がいろんな意味で良い、この配役にしたのは完璧だった。

また話の途中に現代の受け手として、
埼玉県民役のブラザートム、島崎遥香、そして千葉県民役の麻生久美子の現代の埼玉論争の掛け合いもなかなか良かった。


ストーリーは序盤の埼玉いじりが好調だったけど、中盤は少し真面目な感じ出しちゃってぐだってしまった💦
しかし、後半で“埼玉解放”というユニークな展開で盛り返した。

大衆向けの漫画原作にしては、かなり面白い、邦画だと思う。

純粋に笑えるので、皆様ぜひ観てくださいね😃🎵


また、興業収入ランキングで見事一位とったのも素晴らしい!
おめでとうございます、東映!
東宝に負けないで!笑


ちなみに私は埼玉県生まれじゃないけど、
埼玉の鶴ヶ島(川越の先)や北浦和(埼玉だと都会の方)など、約2年間ほど埼玉で暮らしてきたので、
密かにこの映画とても楽しみにしていた。
よい作品に仕上がっていて、本当に良かった!

~追記~
まさかの、私の地元近い“西葛西”をインドでいじる件はとても嬉しかった!笑
そうです、江戸川区はインド人🇮🇳が一番多く住む街なのです。笑
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