白波

翔んで埼玉の白波のレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
4.0
最高におもしろい

2019年3月鑑賞
私は魔夜峰央氏のファンです、そして埼玉で生まれ育ちました。
だから本作を観ないわけがないのです。
ここ最近パタリロのブレイクなど氏に風が吹いており、とても嬉しく思います。
本当は公開初日に行く予定だったのですが、公開時間の関係で少し遅れてしまいました。
最初にまとめると最高に面白かったです。原作ファンの視点でもです。
主人公二人の再現度が高く、それだけで作品に引き込まれます。
GACKTの雰囲気はぴったりだし、二階堂ふみの表情作りが素晴らしいかった。
その二人だけでなく、全体的にキャスティングが良いですよね。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」も、ちゃんと出てきます。
基本設定や物語の軸は同じですが、ほとんどオリジナルな感じが強いです。
それでも原作の空気はそのままに作り上げたのがすごい。
これまた丁寧に、随所において小ネタを挟んでおります。
山田うどん登場で爆笑してしまったんですが、劇場内で笑ってたの自分だけで少し気まずかったのを覚えています。(埼玉出身がばれた瞬間)
あと忠実にBLネタを入れていたのも素晴らしかった。
してタイトルに隠れていますが実は一番ディスってるのは茨城(当時親戚からクレームがあったらしいです)なのです。
それもちゃんとなぞっているのも良かったです、しかも原作以上に何度もw
強いて言えばEDのはなわには違和感があったかなぁ、地域ネタソングで起用したのはわかるのだけど…。
とりあえず出身はもちろん、埼玉に関わり(西武・東武沿線とか)がある人は是非観ましょう。
そして本作が面白いと感じたら、どうか氏の原作や他の作品も是非手に取ってみてください。
どれもすごい面白いですよ。とにかく最高でした。
白波

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