Nana

I AM THE BLUES アイ・アム・ザ・ブルースのNanaのレビュー・感想・評価

3.2
ブルース割と好きな私でもあまり知らないような老ブルースマンが集まって、ぼやいたり歌ったり、思い出話をしたり、ザリガニを食べたりしている、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのミシシッピ版。

爺さまたちの会話はリズムがあって、言葉が既にブルース。
ギャラがハンバーガーだったフレディキングの話や、誰かが車から投げ捨てた葉巻の箱にお父さんの馬のしっぽを抜いて弦を張ったギターの話が面白かった。

カーネギーホールなんて立派なフィナーレは無くて、コットンフィールドで作業の間に立ち寄るようなカフェでだべって終わる、地味な映画だけど、まだ生きていたらじいちゃんたちのライブを聞いてみたいなー。
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