生活に困窮した母親に養子に出されアメリカで育ったマ・ドンソク
かつてはアームレスリングの世界で頂点を目指していたがアジア人差別なのか八百長疑惑をかけられ、除名処分となってしまう。
しかしその実力は今も健在であった為、スポーツエージェント、ジンギに韓国で行われる腕相撲大会で儲けようという話を持ちかけられる。
韓国に降り立ったマ・ドンソクはジンギから教えられた実母の住所へと向かうが既に母親は他界していて、そこにはシングルマザーと子2人の3人家族が住んでいた…
寡黙だが心優しく誰よりも強い役をやらせたら右に出るものはいないマ・ドンソクの腕相撲サクセスストーリー
韓国で八百長を拒否した事によってスポンサーを怒らせ警察沙汰になり、初めて出会った妹家族に助けられそのまま居候。
そこでのささやかな幸せが彼の心を少しづつ温めていく…
しかしなんもかんもうまくいくわけではない。
ジンギの親の借金
妹家族の借金
刑務所から解き放たれる腕相撲強者
そして妹家族の秘密…
追い詰められる登場人物達の命運は、マ・ドンソクの丸太の如き上腕筋に委ねられる!
まぁストーリー的にはベタで、曇らせ所とカタルシスを感じるシーンをバランスよく配置したお手本のようなサクセス映画
元ネタはシルヴェスター・スタローンのオーバー・ザ・トップか。
劇中でもスタローンの名前が出る。
妙に考察し甲斐がある映画よりもこういうわかりやすい映画が1番いいと思っているので、これも観て良かった。
死が2人を分ち、生前届くことのなかった母からのメッセージというのが結局1番涙腺に来る。
生きているうちに母に感謝を。