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毒戦 BELIEVERのnorisのレビュー・感想・評価

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)
4.0
「ハピネス」を見た後にハン・ヒョジュで探したら本作の続編に出ていることがわかったので、正編から見ることに。

名前も顔もわからない麻薬王「イ先生」をめぐるクライムアクションで、ジョニー・トーの『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイクらしい。

主人公である麻取(チョ・ジヌン)は、爆破されたアジトで生き残った連絡係(リュ・ジョンヨル)に協力させ、組織の上層部になりすまして中国の原料バイヤーを騙しながら、さらにそのバイヤーになりすましてイ先生に接近するという危険な捜査に挑むが、この関係者は全員ヤク中のようなアブない人間であり、中でもタガの外れた津田寛治のようなキム・ジュヒョクが圧巻である(本作はこの俳優の遺作で、クレジットに献辞がある)。さらにここにブライアン理事(チャ・スンウォン)という本物の組織上層部の人間が現れ、主人公の作戦がばれ、事態は一気に混戦になっていく。

リョ・ジョンヨルが主人公を連れていく麻薬精製工場の天才的な技術者を演じるのがキム・ドンヨンとイ・ジュヨン の聾唖兄妹コンビで、これがすごく良い。イはアイドルグループ出身の人なのだが、韓国の俳優は気合が違うなー。
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