桃

ビリーブ 未来への大逆転の桃のネタバレレビュー・内容・結末

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ルース・ベイダー・ギンズバーグという、ユダヤ系女性教授、弁護士が、性差別裁判に挑んだ実話を元にした映画。

裁判シーンでルースがさらっと話していたけれど、1950年代、ハーバードで法律を学んでいた時代は、女子トイレもなかったそう。

病弱な夫の分まで、学年を超えて勉強出来てしまうくらい優秀でも、逆に「女性の癖に頭が良過ぎて扱いにくい」だったり、様々な理由をつけられたりして、希望の弁護士の職にはなかなか就けない。

これが半世紀前の話なのか。

家族の為と、自らの夢を諦めかけていたルースだったけれども、背中を押してくれたのも家族。

娘のジェーンは「女性だからって我慢するのはおかしくない?」と、実際に男性にも物怖じせず意見し、ルースにも"時が流れて人が変われば社会も変わる"ことを気づかせる。

-法律は時代とともに変わる
人の心が変わらないと変わらない

更にいまはコロナの時代、社会は変わっていく。
社会が変われば人の生活、心も変わる、ルールもきっと変わっていく。

これから先の時代を生き抜くにも、「こんなこと出来っこない」と思っていた"当たり前"という壁を破り、
新たな道をみつけ、一歩ずつ足を動かしていくことが大事だなと思った。

何かが決定的に変わる瞬間というのは、確信をもって正しいと思うことに突き進んだ人がゴールをした瞬間だ。
桃