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ジュディ 虹の彼方にのデイのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
4.5
今年は余り映画を観る時間が取れず、
フォロワーのみなさまのレビューを読んだり、お邪魔する事も余り出来ませんでした🙏

来年は、もっとたくさんの映画を観たいたです。

……

今年最後となる映画をこの作品にして本当に良かったです!!

この映画の主役が
レニゼルヴィガーじゃなかったら、観て無かったのかな?

レニは大好きな女優さんなのですが、
でも、ブリジットジョーンズのレニが好きなのか…。
レニの映画はブリジットジョーンズぐらいしか観て無かったのですよね…。

「クイーンズミミ」
と言うドキュメンタリー映画では素顔のレニが見れますが、
やはり、ブロンドの髪に、優しい話口調なんですよね☺️。

この映画はジュディガーランドの人生を描いた映画と言うよりは
ジュディが亡くなる直前のロンドンでの生活や、SHOWを描いた映画でしたね。

私は、それで正解だと思いました。

時折り、ジュディが16歳ぐらいのシーンが差し込まれますが、

例えば、現在と過去を行き来する映画は良くあるんですよね。

私にとっては、これぐらいがちょうど良かったんです。

私はジュディガーランドは、本当に
「虹の彼方に」
しか知らず、無知極まり無かったのですが💦、
ジュディの生涯は、
「きっと、みなさんはご存知ですよね?」
と、敢えて
ジュディが16歳から先の20代前半ころの若い時は描かれてません。

そういうのを全て削ぎ落とした作品になったのは、却って良かったと思っています。

普通の伝記物とは違うつくりが私にとっては、より滲み入りましたね。

やはり、なんと言ってもレニの演技力に尽きますね!!
オスカー主演女優賞も納得です!!

今までのレニの印象をガラリと変えて
クチビルの上の皺やおでこの皺。
乾燥したクチビルに赤い口紅。
アイライン。

たまに甘い声で話すシーンが出ると、レニらしさが垣間見える時もありましたが、

歌唱力も圧巻でした。

ジュディが活躍した1930年代後半から、1940年代頃。
16歳のジュディは、ハンバーガーの一口もポテト1本当も許させず
アンフェタミン(覚醒剤)を与えられ、
映画や舞台に出続けさせられる。

なんとも酷い話ですが、
こういうSHOWビジネスのやり方は、
1970代のアーティストや映画俳優女優にも使われて来たと思うし、

日本の芸能界もどこか腐っていたり、
今のハリウッドも腐っていますね。
そう言った、煌びやかな世界の裏側にあるもの。

ジュディのスターゆえの苦しみ。

精神不安定なまま、大人になり、結婚と離婚を繰り返し、うつ病になり、自殺未遂等々で入院したり

精神不安定だから、仕事もすっぽかした事もあったり…。

レニは、そのジュディの"人間性"…人となりも
上手く再現していると思いました。

「シカゴ」
まだ観て無いのです。
観たいですね…レニの歌声が聴けるのでしょうか…。

レニは
ブリジットジョーンズのイメージを払拭したかったのかもしれないですね!☆

この役を掴んだ事で、カメレオンアクター(アクトレス)だと言う事を世間に知らしめたのですから…。

それにしても、実在する人物を演じるのは本当に難しいと、いつも思います。

モノマネ芸にならず、その役者らしさを残しつつ演じなければならないのでせら。

なので、このジュディを演じたレニに対しては
ブラボー!!プラシーボ!!と私の心の中で拍手👏が鳴り止みませんでした。


ジュディの人間性を作ったのは、明らかに、当時の映画会社の人間やマネージャーなので、
ジュディは身勝手なところもありますが、

ジュディの子供達への深い愛情。
愛がありながらも、子供達と離れて、ロンドンで毎晩のごとくSHOWをこなして行かなければならなく悲しみにくれるところ。

たまに気さくで、人間臭くて、
とても魅力的で愛すべき人でした。

そして、より一層ジュディを演じきったレニが好きになり、
この映画も私にとって愛すべき映画となりました。

そして、ラストのシーンでは涙が溢れました😭

スパーンと切るような終わり方をする映画もまた私好みなんですね。

(Netflixさん、ラストクレジット小さくしちゃうかや、余韻に浸らせてくれないんなもの…アマプラで観れば良かったわ…余談🙏)

……

みなさま、良いお年を😊

2022は、もっとたくさんの映画を観たいです!!

みなさまにとっても素敵な作品に出会えますように。

来年も、よろしくお願いします🙏😊
デイ

デイ