2022年最初の一本は、劇場鑑賞できなかった晩年のジュディ・ガーランドを描いた作品。
スポットライトを浴びた表舞台が華やかで輝かしければ輝かしいほどに、病んで薬漬けになったジュディが痛々しい。
子供の頃から大人に混じってショー・ビジネス界に身を置く事の苦悩と悲哀。
子供が子供でいる事すらも許されないのだろうか。 才能があるが故の孤独、マイケル・ジャクソンを思い出した。
どんなに実力があってもプレッシャーで押し潰されそうになって、眠る事も出来ず、薬とアルコールに溺れ壊れて行く。 観ていて、とても息苦しさを感じる。
レネー・ゼルウィガーのアカデミー主演女優賞受賞も納得の迫真の演技。 本人が吹き替えなしで歌っていた様で、とても素晴らしかった。