このレビューはネタバレを含みます
レネー・ゼルウィガーは、ブリジットのときから大好きな女優さん。
容姿がどうこう言われたけれど、しっかりとその実力を見せてくれた。
それだけで救われます。
オフとオンの演技の緩急が素晴らしく、歌声もパフォーマンスもブラボー!
ジュディ・ガーランドのことは、うっすらとしか知らなかったけれど、
自由に心を表現することを制限され、好きなものも食べられず、機械のように酷使された経験が心を病ませてしまったんだな。
あのとき誰かがドロシーに優しくしてあげられてたら、安心できる場所を提供してあげていたら、と思うと心が痛みます。
印象に残ったシーン。
・ゲイカップルとの交流
・娘との電話。パパと暮らしたいという娘に、ママは平気よ、と言うシーン。
・飲んでるシーンは多いが、食べてる姿はほとんど見せなかったジュディ。スタッフからね労いのケーキを食べて、「本当に美味しいわ」と呟くシーン。
・代理の歌手の人の優しさ。
・「希望を持つことは大切よ、でも自分の人生をコツコツと一生懸命生きるだけでもいいと思うの。」
・ラストのオーバーザレインボー。観客のコーラス。
観客との間に生まれる愛を信じている、と言ったジュディ。
ラストのオーバーザレインボーで泣きました。愛を感じられた、救われたと信じたい。
オーバーザレインボーは、子供にたくさん聞かせてあげたい名曲でした。
Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true
虹の向こうの空は青く
信じた夢はすべて現実のものとなる