ひかり

ジュディ 虹の彼方にのひかりのネタバレレビュー・内容・結末

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

4.0つけてますが映画の内容的には全然好きじゃないです

多分前日に「コーダ あいのうた」を見たのが良くなかったんだと思うけど、正直に言って「ショービズってろくでもね〜」という感想になった
一番悲惨だと思ったところは、主人公が問題や困りごとに直面した時にその解決策を愛情に求めるところで、愛情は瞬間的に心を埋めてくれても問題を解決することはないので全く無意味だし、いくら素晴らしい観客がいても主人公の人生が少しも好転しないのは見ていてかなり辛かった
本当にジュディに必要だったのは間違いなく適切な治療と休養なんだけど、その事に気付けず(気づいているのかもしれないけど)自分にはこれだけしかない、と言わないばかりにステージに立って歌を捧げ続けるジュディと、憐れみの視線を向けながらもステージに立たせ続けるマネージャーやらプロデューサーと、愛してはくれるけど救ってはくれない観客のことを思ってとても暗い気持ちになった
それで最後に名言ぽく「心はどれだけ愛したかではなくどれだけ愛されたかに意味がある」とか言うオズの魔法使いのカカシの言葉が出てきてふざけたこと言ってんじゃねぇ〜〜〜と思った
レニー・ゼルウィガー元々好きな女優だし頑張ってたし歌も上手だったしよく出来てると思うけど、作品として好きかと言われたら全然好きじゃない
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