マルケス

ジュディ 虹の彼方にのマルケスのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
3.5
ジュディ・ガーランド出演作を観たことがないので検索してみたんだけど…。
ジュディを名乗る前の少女時代、いかにもハリウッド女優らしい20代、晩年の40代と、三つの時代の画像が繋がらない。別人のようだ。波乱に満ちた彼女の人生が如実に表れているように感じる。

女優にダイエットは付きものだとしても、十代の少女に薬物投与は完全にアウトだ。ジュディの人生を狂わせた大人達の責任は重い。
レネー・ゼルウィガーが晩年のジュディを迫真の演技で体現。彼女の姿にジャニス、ピアフ、エイミー、ホイットニーと何人もの歌姫が重なって見えた。

最後の回想シーンが印象的だった。「仕事は終わったから行こう」という誘いを振り切って、ジュディは歓声で湧く舞台に戻って行く。強引にでもあの場所から連れ出した方が良かったのかと、余韻の中で考えてた。
マルケス

マルケス