高橋早苗

私は、マリア・カラスの高橋早苗のレビュー・感想・評価

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)
3.7
スクリーンは、マリア本人の声以外を排除。
親しい人へ送った手紙を
「永遠のマリア・カラス」
でマリアを演じたファニー・アルダンが朗読している。


3年かけ集めたという非公式の映像や録音が惜しみなく披露され、これが凄い!
…「DIVA」の、レコードを出さない歌姫の声を、劇場でこっそり録音しちゃう郵便屋並みにまぁ、皆さまこっそりとか堂々とかは分かんないけどw、それぞれにカメラやテープに収めていたのね
(今となってはありがたや♪)


私のように名前は知ってるけど詳しくは・・・って人でも楽しめる、“雲の上”有名人が、すっぴんで通りの向こう歩いてましたレベルで、身近に感じられる作品。


パームビーチで白い花を手にする彼女の姿が、本当に

ただ目の前の花を愛でる女、

って姿で。こんな姿を真近で見てたらキミ、浮気なんかできなくない?アリスト君?と言いたくなったわw



自身が言う
「二人の私がいるわ
 マリアとして生きるには
 カラスの名が重すぎるの」
との言葉が如何にもらしい。

言葉の端々に
神様が出てくるのもらしい。
(自己流のお祈り可愛いい♪)



歴史あるオペラの世界
既存の作品、役柄に
命を吹き込む彼女の表現力は
とことん向かい合える才能の現れなのか。
高橋早苗

高橋早苗