【ご苦労様でした】
「どうせすぐ戻ってくるんだろ?」
府中刑務所を出た元ヤクザの辰巳が、ひょんなことからヤクザ映画に出演し、のし上がっていく話。「luck-key」(韓国、2016年)でもそういう場面があったが、このパターンはなかなか面白い。
辰巳に憧れてヤクザになった弟分のしんじや組長の城島など個性的なキャラクターが脇を固める。
ヤクザの世界に戻そうとする組長と辰巳の演技力に魅了されていく監督。
たしかに辰巳のヤクザ演技は迫真に迫るものがあり、画面のこちら側にも伝わってきた。
もう少しヤクザの世界の話が関わってくれば…というところだが、それは2へのお楽しみと言った感じか。
あと対面の会話シーンの撮影が下手くそなのが残念。
2も楽しみ。
2020.6.5