#twcn
今回のドキュメンタリーを見る限り、宗教的なエクソシズムと医学的治療は共存し得る。
フリードキンだとう?!
しかもドキュメンタリー・・・見なきゃやん!
「エクソシスト」の裏側といったところでしょうか?
しかも番組レポーターのような話しぶり身ぶりで絶対道で見かけても気づけないw
ロケにも出かけるのでおおよそフリードキンとは思えない旅レポのようなフットワークの軽さw
しかも老眼だからかカメラめっちゃ近い近いw
親父にも話を聞き実際のエクソシストの現場に居合わせながら医学的見地からも探究する。
最初は脳神経医学の医者や研究者に話を聞いていたが「たぶん精神医学のが近いと思う」と言われそちらへ。
どの科学者、精神医学の権威に聞いてもエクソシズムを否定しない。
いわゆるサイコセラピーの効果があるということで「アリ」との見解。
しかしその背景には宗教的な概念が存在することと周囲の協力によって成り立つと。
なるほど。
悪魔憑きは否定するが、解離性の精神障害に対してエクソシズム自体を精神的な作用a.k.a治療に該当する場合があると捉えているということであるのですな。
お次は心理学者へ。
科学に限界を感じたら宗教的エクソシズムへGoするのも手だと。
否定する人はいない。
悪魔を信じるか信じないかの差はあれど、治療としての程は成しているわけだ。
しかしポイントは「悪魔に憑かれた」本人が宗教を信じているか、だ。
そんな数々のエクソシズムを成し遂げたその道の権威、アモルト親父はエクソシズムを重ね著書を記すことで深刻なうつ病になったと・・・お、おう。
そこは医学なんだな。
今作内では悪魔憑き(ポゼッション)は止まることはなく、エクソシスト(91歳)が肺炎で亡くなり、フリードキンが灼熱のイタリアで悪魔に憑かれた女性にドタキャンされる。
その後の出来事はフリードキンが盛って喋って終わる。
フィクションをノンフィクションの視点から振り返るとしながらも、やはり映画的な演出がなされたフリードキンの観客のリテラシーお試しフィルム。
いろんな立場の人の見解がとてもおもしろい。
旧
日本語字幕:ハンコック 真由美