ガブXスカイウォーカー

バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり/悪夢の逃避行のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

4.0
《あらすじ》
レストランの駐車係のショーン・ファルコ(デヴィッド・テナント)は客が食事している間にカーナビの情報を使って誰もいない家に侵入しては窃盗を繰り返していた。ある夜、客のケイル・エレンドライヒ(ロバート・シーハン)の家に盗みに入ったショーンはそこで監禁されているケイティ(ケリー・コンドン)を発見する。救出は出来なかったので、警察に通報するが、用意周到なケイルは巧みにごまかしてしまう。ショーンは再びケイティを救出しようとするが、逆にケイルに命を狙われることとなる・・・・・。

これは予想外の逸品。
監督のディーン・デヴリンと言えば、主にローランド・エメリッヒ監督作品(『インデペンデンス・デイ』、『GODZILLA』など)の製作・脚本でいかんなくそのオタクセンスを発揮しSF映画の傑作、佳作を連発したことで有名。大作『ジオストーム』(2017年)では初監督(製作・脚本も兼任)でありながらなかなかの手腕を見せる。今作では監督・製作のみで今までに比べてスケールもはるかに小さいので期待していなかったけど、ブランドン・ボイスの脚本の良さもあって終始ハラハラドキドキさせてくれた。
なんといっても、ケイルの陰湿な嫌がらせがすごい。ショーンのFacebookをハッキングして人間関係を調べ抜き、カノジョのヌード画像をネットにばらまき暴行。さらにショーンの車をボコボコにし、両親の職場に悪い噂をばらまいて失業させる。あげくの果てにはショーンの親友を家族もろとも殺害して罪をなすりつけようとするなど、おそるべき残酷さと行動力なのだ。演じるデヴィッド・テナントの狂気の演技も最高。サイコスリラー映画は悪役が過激になればなるほど面白い。
残念なのは、ようやく勝利したショーンとケイティが最後に何をするかと思えば、ケイルを全裸に猿くつわで拘束して警察に突き出すと言うのはちょっと物足りない。二人とも散々ひどい目にあわされたんだからここはケイルのチ○ポを切断して食わせるくらいのことはすべきだと思うんだけどね。
とは言え、今作の緊張感の持続と盛り上がりを髙く評価し、デブリン監督の次回作に期待したい。願わくばずっとSFとかサイコサスペンスなどを撮り続けてほしい。大オマケして4.0。